遠距離の恋人まで、どのくらい距離があるでしょうか。
500キロメートルくらいでしょうか。
1000キロメートルくらいでしょうか。
中には何千キロメートルも離れたカップルもいるかもしれません。
たしかに距離で考えると、大きな数字に圧倒され、遠く感じるかもしれません。
しかし「遠い」と思っているのがよくありません。
人間の感覚とは、不思議なものです。
「遠い」と思うと、ますます遠く感じます。
「遠い、遠い」と自分に暗示をかけることになるため、ますます遠く感じるようになるのです。
あえて「近い」と考えてみましょう。
実際は近くないかもしれませんが、考え方をひねって「近い」と考えられるようにします。
たとえば、交通機関を使えば、会いに行けます。
飛行機を使えば、遠い距離でも、あっという間に移動できます。
夜行バスを使えば、寝ている間に到着するでしょう。
遠距離ではあるが、会いに行こうと思えば、会いに行ける距離ですね。
通信機器の力を借りれば、もはや距離は関係ありません。
電話さえあれば、一瞬で恋人につながり、話ができます。
メールを使えば、手軽にメッセージのやりとりができます。
テレビ電話があれば、目の前にいるのと同じ感覚で会話ができます。
そう考えると、遠距離であっても「近い」という考え方ができるのではないでしょうか。
遠距離であっても「近い、近い」と考えてみましょう。
感じ方は、考え方によって、いかようにも変わります。
「遠い」と思うと、ますます遠く感じます。
「近い」と思えば、だんだん近く感じるようになります。