「方言がひどいですね」
「話し方に癖がありますね」
そう言われると、悪いことであるかのように思えるでしょう。
時には、田舎者であることをばかにされたように聞こえ、不快を感じる人もいるかもしれません。
しかし、これこそ圧迫面接の1つ。
方言は、地域特有の単語や発音が加わった言葉ですが、言葉遣いの誤りではありません。
もちろん理解しにくい言葉遣いは、修正する必要はありますが、イントネーションまで修正するのは大げさです。
たとえ方言を田舎くさいと言われたとしても、ひるむ必要はありません。
キーワードは「個性」です。
方言について指摘されたときは、堂々とした姿勢で「自分の個性の1つ」と言い切りましょう。
言い切ることが大切です。
ここで弱々しい態度を見せると、自分に自信がないように見られます。
「私はこの方言が気に入っています」くらい前向きに話したほうが、大きな器を感じさせます。
意外なことに、方言は、仕事に生かせる場合があります。
たとえば、次のような言い方で、面接官を驚かせるのはいかがでしょうか。
「特徴のある話し方のほうが、営業で覚えてもらいやすくなると思います。この方言を武器として生かします」
自分の持ち味を生かすのが、就職活動です。
方言にコンプレックスを抱くより、武器にしていかしましょう。