ボディー・ランゲージという言葉を聞いたことがありますか。
日本語に訳すと「体で伝える言葉」という意味です。
握手をしたり、肩を叩いて元気づけたりすることは、ボディー・ランゲージの1つです。
ボディー・ランゲージのいいところは、言葉にはできない愛を伝えることができるところです。
肌と肌が触れ合うときには、声のように耳からではなく、肌から感覚が伝わってきます。
人間には、五感があります。
聴覚(耳)、視覚(目)、触覚(肌)、味覚(口)、臭覚(鼻)です。
言葉だけでのコミュニケーションでは、聴覚(耳)から刺激を受けます。
しかし、ボディー・ランゲージを使うときには触覚(肌)からの刺激ですから、別のところから刺激を受けることになるのです。
たとえば、好きな人から「愛してる」という言葉をかけてもらうと嬉しくなります。
「愛している」という言葉は耳から刺激を受けます。
しかし、視点を変えて、抱擁(抱きしめる)を通して好きを表現すると、また違った感覚によって刺激を受けることとなるのです。
コミュニケーションは、言葉だけがコミュニケーションではありません。
ボディー・ランゲージも、ただ刺激を受ける感覚器官が違うだけであり、愛の表現の1つになるのです。