恋愛にどれだけ熱くなっていますか。
熱い恋愛は大いに結構ですが、熱すぎる恋愛は要注意です。
どんなに相手が好きでも「適度な熱さ」を心がけたいところです。
自分を客観視できたり、気持ちのコントロールを保てたりする状態です。
車で道路を走るとき、制限速度があります。
制限速度は「それ以上スピードを上げると、事故を起こしてしまいますよ」という意味があります。
恋にも、制限速度があります。
好きだからとはいえ、制限を無視した過剰な恋愛は、お互いがひどい目に遭うだけではありません。
場合によっては、他人にまで迷惑をかけることがあります。
シェークスピアの名作『ロミオとジュリエット』は、男女2人の過剰な恋愛を描いた作品です。
ある日、ロミオが舞踏会でジュリエットと出会い、たちまち恋に落ちてしまいます。
作品では、2人の深い愛を表現していますが、その愛の結末は悲惨です。
お互いの家族に恋愛を認めてもらえず、永遠の愛を誓おうと、2人で自殺をしてしまうのです。
たしかに天国では誰にも邪魔されず、愛を育むことができるかもしれませんが、自殺するのは行きすぎです。
2人の死後、家族や友人が悲しみました。
この悲劇から学ぶこともあるのではないでしょうか。
自分の恋愛と照らし合わせながら考えると、考えさせられます。
熱い恋愛は結構ですが、熱すぎる恋愛は、悲劇につながる場合があるのです。