同じ約束の時間でも、学生と社会人では、考え方が違います。
学生の場合「約束した時間までに到着すればいい」という考え方が多いのではないでしょうか。
もちろん約束の時間前に到着さえすれば、間に合っていますから、約束どおりです。
悪いことでも何でもありません。
しかし、社会人の場合は違います。
社会人は「約束した時間の10分前には、到着していなければならない」という考え方が一般的です。
ビジネスの世界とは、時間に厳しい世界です。
商談やプレゼンなど、遅刻はもってのほか。
「電車遅延で遅れました」という事情は、言い訳にならない世界です。
遅刻は、確実に第一印象が悪くなります。
厳しい時間感覚が習慣になっている社会人は、OB・OG訪問でも、早めに到着する可能性があります。
したがって、10分前の到着では少し遅いのです。
すでに先輩が待っていて、暇を持てあましている可能性があります。
約束の時間前ではありますが、学生は立場上、先輩を待たせることはあっては失礼です。
時間に厳しい社会人であることを踏まえ、さらに上をゆく対策を立てておくほうが安心です。
そこで考えたいのは、30分前の到着です。
「早すぎる」と思うかもしれませんが、相手は社会人なのですから、そのくらいの対応が適切です。
時間が余れば、お手洗いを済ませたり、身だしなみを整えたりする時間に使えばいいでしょう。
また、OB・OG訪問で尋ねる質問を見直して、時間をつぶすのもいい方法です。
同じ約束の時間でも、学生と社会人では考え方が違うことを踏まえ、失礼のない対応を心がけましょう。