「電話やメールが面倒。突然訪問してもいいのではないか」
いわゆる、出待ちです。
事前の連絡もなく、突然OB・OG訪問するのも、1つの方法です。
実際に、事前連絡なしの出待ちをする学生も多いと聞きます。
しかし、好ましい方法とは言えないでしょう。
相手は社会人ですから、学生以上に忙しいはずです。
もちろん急に訪問して受け入れてもらえる場合もありますが、先輩を驚かせるのは確実です。
先輩を動揺させた状態では、きちんと話をする余裕がないかもしれません。
「常識がない」と思われる場合もあります。
「突然訪問するような非常識な人」という話が、企業の採用担当者に届くこともあり得ます。
せっかく出待ちが成功しても、悪い噂が人事に伝わるのでは、意味がないのです。
OB・OG訪問をするなら、事前に連絡をして、都合をうかがうのがマナーです。
お願いの際は、電話よりメールがふさわしいでしょう。
メールは、相手の都合で確認できるため、やり取りの負担を小さくできます。
もし、電話をかけるなら、仕事が終わるであろう時間帯にかけるのが好ましいでしょう。
忙しくなりやすい曜日や時間帯は、避けるのがマナーです。
できれば、週明けの月曜と週末の金曜は、避けたほうがいいでしょう。
時間帯も、忙しい午前中や昼休みなどは、避けるのがマナーです。
したがって、電話をするなら、火曜から木曜の夕方が好まれます。
そうした手間や配慮も、社会人になるための練習です。