ニートを批判する人がいます。
「人間失格」「ニートでは情けない」「生きる価値はない」などの批判をする人です。
仕事をせず、親の援助ばかりを頼って生きていると、厳しい言葉を言われることもあるでしょう。
社会人として働いている人から言われると、完璧な正論のように思え、言い返せないのです。
言い返せない自分が、また情けなく思え、落ち込んでしまいます。
しかし、ニートを批判する人は、大切な理解が抜けています。
「ニートにも深い事情がある」という理解が抜けているのです。
ニートは、なりたくてなっているわけではありません。
何らかの背景があります。
生まれ、育ち、病気などの関係で、社会に出るタイミングを逃しただけです。
そもそも田舎の場合は、雇用が少ないという現実もあります。
すべてのニートは、心のどこかでは「社会に出て仕事をしたい」と思っています。
気持ちと行動がうまく噛み合わず、もがいている状態です。
人としては同じであり、上も下もないのです。
残念ながら世の中には、ニートを理解せず、一方的に批判する人がいます。
自分を上だと考えて、他人を見下すような言い方をする人です。
ニートを非難する人は、無視しましょう。
そういう人の話を聞いても、希望を失うだけです。
説得しようとしても、自分が疲れるだけです。
正論で責められると、余計に自分を責めてしまい、ニートの生活から脱出しにくくなります。
距離を置いて、付き合わないようにしましょう。
逆に、ニートを支援する人と付き合います。
ニートを支援する人と一緒にいると、明るい言葉をかけてもらえるため、元気や勇気が出てきます。
建設的な解決方法を教えてくれれば、就職のきっかけをつかみやすくなるでしょう。
付き合う人を選ぶことで、未来も変わるのです。