「はい、誕生日プレゼント」
そう言って、友人にプレゼントを手渡したとき、友人の反応が楽しみです。
相手の反応を見るのは、プレゼントをあげる楽しみの1つです。
相手の好みを気にしながら、時間をかけて選びました。
きっと喜んでくれるに違いありません。
喜んでもらえると、苦労して選んだかいがあったと思い、努力が報われます。
ところがまれに、残念なリアクションがあります。
「ありがとう。後から見てみます」と言って、カバンの中にすぐしまい込むのです。
期待していたリアクションが見られません。
がっかりです。
相手に悪気がないのはわかりますが「つまらないなあ」と、すねてしまいそうです。
プレゼントをもらったときは、その場ですぐ開けるのがマナーです。
相手の許可を得られさえすれば、1秒でも早く開けましょう。
もし花をいただけば、すぐ花瓶に入れましょう。
手紙が添えられていれば、相手の許可を得てから、その場で読み始めましょう。
その場ですぐ見るのは下品ではないかと思いますが、誤解です。
その場ですぐ見るのが、いいのです。
時間をかけて選んだプレゼントほど、相手はリアクションを見たがっています。
プレゼントを開けたときは、中身が何であろうと、まず喜びましょう。
喜んだリアクションが見られると「時間をかけて選んだかいがあった」と思います。
喜びを表現することが、プレゼントに対する恩返しでもあるのです。