外見は整っているのに、恋愛をためらう人がいました。
ある日、恋愛しない理由を尋ねました。
意外な返事でした。
「もっといい人がいるかもしれないから」です。
つまり、理想が高いのです。
たしかに1人と付き合い始めれば、基本的にほかの異性には手を出せません。
手を出すべきでもありません。
付き合いながら、ほかの異性に手を出すのは、浮気になります。
そのため「どうせ付き合うなら、理想的な人と付き合いたい」と思うようになるのです。
筋は通っているのですが、合理的ではないのです。
理想的な人は、そういるものではありません。
世界に1人くらいは、いるかもしれませんが、現実的に考えて、出会いを待っている間に年を取って、死を迎えてしまうでしょう。
「もっといい人がいるかもしれない」と思っていると、一生恋愛ができなくなるのです。
理想的な人とは、出会うものではありません。
作り上げるものです。
付き合ってから、たくさんコミュニケーションを交わして、価値観や考え方を共有します。
お互いのことをできるだけ深く知り、よく理解し合います。
たくさんデートして、たくさん思い出を作ります。
そのやりとりを通して、だんだん理想的な人へと作り上げていきます。
ベターな人を見つけて、ベストに変えるのです。