執筆者:水口貴博

大人のにきびを治す30の方法

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脂性肌が陥りやすい、典型的な悪循環とは。

脂性肌が陥りやすい、典型的な悪循環とは。 | 大人のにきびを治す30の方法

脂性肌の人が陥りやすい悪循環があります。

脂性肌は、皮脂の分泌量が多いため、化粧水や乳液を省く傾向があります。

普段から顔がべたついているので、さらっとした肌触りに、強い憧れを抱くのです。

皮脂の分泌が多い人ほど、乳液を控えたい心理が働きます。

自分からわざわざ乳液をつけるのは、気が進まないのです。

しかし、これがよくありません。

悪循環の始まりです。

どんなに脂性肌でも、洗顔料で顔をきれいに洗ってそのままにしておけば、肌は乾燥します。

乾燥すると、肌の新陳代謝のリズムが乱れやすくなります。

新陳代謝が乱れると、吹き出物もできやすくなる。

忘れてならないのは「皮脂の分泌量の変化」です。

肌は乾燥を感じると、少しでも水分量を逃がさないよう、脳が皮脂をもっと出すように命令します。

その結果、余計に皮脂の分泌が増えてしまい、肌が硬くなって詰まりがちな毛穴に、大量の皮脂を分泌してしまうのです。

こうして、いつまで経っても肌が改善されない状況に陥ります。

たしかににきびの原因であるアクネ菌は、皮脂を栄養にして繁殖します。

皮脂のない時間を作れば、アクネ菌の繁殖も抑えられるでしょう。

しかし、そのメリットを帳消しにするほど、肌の乾燥の悪影響は重大です。

どんなに脂性肌でも、洗顔後に化粧水や乳液は必要です。

量は少なくて結構ですから、化粧水で水分を補給し、乳液でカバーしましょう。

柔らかくてみずみずしい肌を作ることで、毛穴が開き、皮脂がスムーズに排出されるようになります。

皮脂の分泌量が抑えられ、脂性肌が緩和されて、吹き出物も改善されていくのです。

脂性肌だから、乳液を控えるのではありません。

脂性肌だからこそ、乳液が必要なのです。

大人のにきびを治す方法(7)
  • 脂性肌の人でも、化粧水と乳液を使う。
大人のにきびには、思春期のにきび洗顔料は使わない。

大人のにきびを治す30の方法

  1. にきびはにきびでも「大人のにきび」なる存在がある。
  2. 口の周りやフェイスラインににきびができれば、ストレスを疑う。
  3. 思春期のにきびと大人のにきびの見分け方。
  4. 社会人になり、口周りににきびができ始める理由。
  5. 自分の感じ方より、口の周りを見たほうが、ストレスの度合いはよくわかる。
  6. 社会人になれば、ストレス発散しすぎるくらいでいい。
  7. 脂性肌が陥りやすい、典型的な悪循環とは。
  8. 大人のにきびには、思春期のにきび洗顔料は使わない。
  9. 化粧道具の貸し借りはしない。
  10. おしゃれなタートルネックも、にきびには大敵。
  11. 無意識に顔を触る癖はありませんか。
  12. なぜストレスを受けると、口周りやフェイスラインににきびができるのか。
  13. 首にできる小さないぼ「アクロコルドン」の正体とは。
  14. 大人のにきびは、睡眠不足を解消するだけで、かなり改善されることが多い。
  15. 物事の受け止め方を変えると、ストレスが減る。
  16. 人を非難する習慣をやめて、励みにする習慣へと変える。
  17. ティッシュは、あぶらとり紙より、皮脂の除去に適している?
  18. 冷え性にとってショウガは、にきび薬にもなる?
  19. 自炊をする人の肌は、なぜ美しいのか。
  20. なぜ医者は「ストレスによってホルモンバランスが崩れている」という表現をするのか。
  21. 大人の宴会の席では、お酒と食事の選び方が大切。
  22. 残業に向けた腹ごしらえは、回転寿司がうってつけ。
  23. 貯金ばかりを考えていると、お金は貯まっても、ストレスがたまる。
  24. 週に一度は、たっぷり体を動かして、汗を出す習慣を作りたい。
  25. 大人のにきびが改善しやすくなるポイントは「パウダータイプ」と「薄化粧」。
  26. 寝るときにパジャマを着るのは、脳のモードを切り替えるスイッチ。
  27. 疲れていることを認めるのは、悪いことだと考えない。
  28. 疲れすぎていると、疲れている自分さえ、気づけない。
  29. 老いを認めたくない気持ちが、大人のにきびに拍車をかける。
  30. 大人のにきびに悩んだら、お風呂に入浴剤を入れる。

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