長い間、好きな人とずっと一緒にいると、だんだん相手にも慣れてきます。
付き合い始めたときのどきどきはどこへ行ったのか、もう普通になります。
そのうえ、今まで見えなかった相手の欠点まで見えてくるようになります。
しかし、慣れて相手の嫌なところが見えてくるようになったから、別れるというのでは、誰と付き合っても同じです。
どんな人であろうと、必ず癖や欠点の1つはあるものです。
好きな人と長いお付き合いをしたいと思うなら「嫌いなところも、好きになろう」と心がけることです。
むしろ、癖や欠点こそ「かわいいな」と思ってしまうことが必要です。
人間の個性とは、長所だけではありません。
癖や欠点も、堂々とした個性(キャラクター)になります。
その個性があって、初めてその人になっているのです。
癖が直り、欠点がなくなってしまっては、もはやその人でなくなります。
癖や欠点があるからこそ、その人でいられるのです。
それをわかってあげましょう。
本人でさえ気づいていない癖は、その人の味であり、魅力でもあるのです。