執筆者:水口貴博

場を盛り上げる30の会話術

22

誰かと一緒に飲むお酒は、適量を守りにくい。

誰かと一緒に飲むお酒は、適量を守りにくい。 | 場を盛り上げる30の会話術

会話を盛り上げるためにお酒を活用するのは、よくある話です。

お酒は、適量を守れば、有効な道具です。

「適量、適量、適量」と耳にタコができるほど、よく聞きますよね。

「そんなこと、わかっているよ」

誰もがそう思います。

しかし、現実は少し異なります。

適量が大切とわかっていても、誰かと一緒に飲むお酒は、適量を守りにくいのです。

他人からの影響を受けやすいからです。

1人で飲むときならいいのです。

相手がいないので、自分のペースを守りやすくなります。

しかし、誰かと一緒に飲むと、他人からの影響を受けます。

お酒の場では、緊張が緩み、すぐ会話が盛り上がります。

そこからが危ない。

調子に乗って、つい、お酒の量が増えます。

相手から「さあさあ。もう一杯どうぞ」とお酒をすすめられると、断りにくい。

せっかくすすめられたお酌を「ダメです」とは言いにくい。

会話が盛り上がると、決まってお酒をすすめられるのが定番です。

つい飲んでしまう。

飲んでしまうと、さらに自制が利かなくなる。

次第にエスカレートして、頭で適量が大切とわかっていながらも、どうでもよくなるのです。

それからが大変です。

酔いすぎると、相手の発言を聞き流したり、言いすぎたりしてしまいます。

時には相手に失礼な態度を取ってしまうこともあるでしょう。

自分らしくない態度や発言をして、相手の気分を害してしまう。

次の日の朝になり「しまった」と後悔するお決まりのパターンです。

誰かと一緒に飲むとき、お酒は適量を守りにくいのです。

そういう意識を、いつも以上に強くしておくことが大切です。

場を盛り上げる会話術(22)
  • 他人と飲むお酒は、適量を守りにくいことに注意する。
同じ会話は二度とできない意識を持つ。

場を盛り上げる30の会話術

  1. 嫌いな話で盛り上げるより、好きな話で盛り上げる。
    これが気持ちのいい会話の鉄則。
  2. 大きな反応を心がけると、会話のテンポは、どんどんよくなる。
  3. 会話の反応は、言葉より表情に力を入れる。
  4. 「うん。
    そうだね」より「うん。
    うん。
    そうだね」。
  5. 「どうせ誰にでも言っているんでしょ」は禁句。
  6. わからない話が出たとき、相手を褒めるチャンスでもある。
  7. 会話の乗りがいい人は、負けるとわかっている喧嘩を売ってくる。
  8. お互いの共通点は、会話が盛り上がりやすい。
  9. 質問しながら、相手をさらりと褒める方法。
  10. 歓迎するフレーズを言えば、会話の乗りが自然とよくなる。
  11. 返事をあと0.1秒早くするだけで、会話のテンポは変わる。
  12. リラックスできるとはいえ、椅子の背にもたれたままの会話はよくない。
  13. 経験がなくても会話を続けられる、上手な返事の仕方。
  14. 大まかに話すと、会話のテンポがよくなる。
  15. 「感謝」だけの表現から「感謝+褒める」の表現へと変える。
  16. 嫌いなことの話をすると、なぜか大笑いする。
    そんな相手の本当の心理に、気づいていますか。
  17. 会話中、一瞬時計に視線が動くだけで、会話のテンポが悪くなる。
  18. 会話を、会話だけで、終わらせない。
  19. 「少し違う」と思うくらいでは、あえて反論しない。
  20. テーマについて知っていることを聞かれる前に話すと、盛り上がる。
  21. 会話上手な人は、いざというときのために、飴玉を持っている。
  22. 誰かと一緒に飲むお酒は、適量を守りにくい。
  23. 同じ会話は二度とできない意識を持つ。
  24. 自分の話した好物の話が、相手の人生を豊かにする。
  25. 相手を元気にさせる魔法の言葉。
    「その魅力は何?」
  26. 「その気持ちわかる」より「似たような経験がある」のほうがいい。
  27. 気の利いた返事をされると、いくら話をしても、疲れない。
  28. 会話に、正論を持ち込まない。
  29. 意外な発言を聞いても、どん引きした表情を表に出さない。
  30. いずれにせよは、言わないほうがいい。

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