あなたは北極に行ったことがありますか。
「いいえ、行ったことはありません」
北極のような極寒のへき地ですから、おそらくほとんどの人が「行ったことがない」という返事をしたことでしょう。
経験がないことですから、当然の答えです。
大変正直な回答です。
それ以上、返事のしようがないと思われます。
しかし、ちょっと待ってください。
たとえ正直な返事とはいえ「ない」で終わってしまうと「そうですか」で会話が終了です。
会話が続かないのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
経験がなくても、会話を続けるうまい返事の仕方あります。
「行ったことはありません。でもいつか行ってみたいです」と答えればいいのです。
こうすれば、会話が続きますね。
経験がなければ「経験をしてみたい」という希望が言えるはずです。
会話のテンポがよくなります。
未来に向けた希望を言いましょう。
「ハワイに行ったことがありますか」と聞かれたとき「ない」と答えるのではなく「ない。でもいつか行ってみたい」と言います。
「アボカドを食べたことがありますか」と聞かれたとき「ない」ではなく「食べたことはない。でも食べてみたい」と言います。
「オーロラを見たことがありますか」と聞かれたとき「ない」ではなく「見たことはない。でもいつか見てみたいな」と言います。
テンポのいい返事が返ってくると、相手も「そうだよね」と言ったり「なぜ」と返事をしたりなど、会話を続けやすくなります。