ときどき資料を、主役にしている人がいます。
プレゼンの準備といえば、資料作成だと思っている人です。
プレゼン本番といえば、聞き手のいる前を向かず、下を向いて資料を棒読みすることだと思っている人です。
資料を頼りにするのはいいのですが、資料はあくまで脇役です。
資料が主役になるなら、わざわざプレゼンなど開かず、資料配布だけで十分です。
なぜ、わざわざプレゼンを行うのか。
プレゼンでしか伝えられないことを、伝えるからです。
それが熱意です。
あなたのプレゼンに熱意があるかどうかです。
どれだけ本気になっているかという熱意を伝えるために、プレゼンを開いています。
紙や電子データの資料だけでは、熱意は十分に伝わってきません。
やはり発表者に直接会うことが必要です。
発表者が必死に商品の説明やアピールを聞いているうちに、気持ちの強さが伝わり、聞き手の心が動かされるのです。
発表する人が人間なら、聞く人も人間です。
ハートを動かせるのは、ハートしかありません。
身ぶり手ぶりも、大きく使いましょう。
最も大切なのは「発表者がどれだけ熱意を持ってプレゼンをできるか」なのです。