プレゼンをスムーズに進めるため、まず心がけたい基本があります。
単純です。
発表で使う資料は、必ず発表者が作成することです。
プレゼンにおける基本事項の1つです。
プレゼンでは「発表者」と「作成者」を分ける場合があります。
発表者は話し方や進め方に集中できるようになり、作成者はデータの収集や図やグラフの作成に集中できるようになります。
効率がいいように思えますが、あまりよくありません。
他人の作った資料を使うと、どことなく説明が棒読みになりがちで、熱意に欠けてしまいやすいのです。
また、質疑応答での質問にも答えられにくくなります。
資料に書かれていることについて尋ねられても、作成したのは自分ではないため、堂々と答えにくいのです。
規模の大きなプレゼンのため資料も多くなるなら、最初から発表者を2人に分けることをおすすめします。
たとえば、100ページの資料なら、前半50ページをAさんが担当して、後半の50ページをBさんが担当します。
それぞれの担当部分を、各担当者が作成し、発表するのです。
自分が作成した資料の説明は、自然と堂々とした内容で説明ができるようになります。
質疑応答で資料の一部記載やデータについて質問が飛んできても、答えられやすくなるのです。