マナー本によっては「皮がついたままのブドウを口に入れる食べ方」が紹介されていることもあります。
マナーとしては間違っていませんが、個人的にはあまりおすすめはしません。
皮付きブドウを口に入れて口の中でもぞもぞするのは、同席者から見ると、あまり気持ちのいい印象は受けないからです。
なにより、健康面への影響が心配です。
レストランで出されるブドウは、当然きれいに洗っているはずですが、人間ですから、うっかり洗い忘れている場合もあり得ます。
汚れや消毒液が付着している可能性もあり、衛生面や健康面への不安もあります。
おすすめのブドウの食べ方を紹介します。
まず、1粒ブドウを手にとって、皮を半分にむきます。
花びらのようにむくのが、コツです。
ブドウの付け根のところからむいていけば、きれいにむけます。
上半分が花びらのようにむければ、ブドウの下半分を指でつまみます。
すると、ブドウの中身が上に押し出されますので、そのまま口にしましょう。
タネのあるブドウの場合は、口の中にタネが残ります。
片手で口元を覆い隠しながら、もう片方の手でつまみ出せばいいでしょう。
むいた皮や吐き出したタネは、皿の隅に置いておきます。
汚れた指先は、フィンガーボールを使って洗って終了です。