「デザートは、一口目が一番おいしい!」
甘いものが好きな女性なら、きっと共感をしてくれるのではないでしょうか。
私も甘いお菓子が大好きです。
ケーキ1つを、10分くらいかけて、ちびちびと食べるタイプです。
なぜ一口目が一番おいしいのかというと、一口目はまったく甘みに慣れていないため、一番おいしく感じられるのです。
しかし、残念なことに、飛び上がるほどおいしく感じるのも、そう長くは続きません。
一口目を頂点に、後になるほど、甘みが感じられなくなります。
味覚には慣れる作用があります。
特に甘いものを食べ続けていると、変化の違いが感じられなくなります。
人間の体に備わっている順応反応ですから、仕方ありません。
しかし、そうは言っても、少しでも長く甘みを感じて食べたいですね。
舌が鈍ってきたとき、リセットをする方法があります。
ブラックのコーヒーを、一口飲めばいいのです。
「ブラックのコーヒー」がポイントです。
砂糖やミルクは、できるだけ入れないほうがいいでしょう。
「甘み」と「苦み」は対立します。
甘みに偏った舌を、ブラックの苦いコーヒーが元に戻して、リセットをしてくれます。
水でもいいですが、水よりブラックコーヒーのほうが効き目は大きいです。
ケーキとコーヒーを交互に口にすると、両方の味わいが引き立ち、いっそうおいしくいただけます。
甘いデザートといえば、コーヒーと一緒に出るのが定番ですが、そうした意味が込められているのです。