執筆者:水口貴博

デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

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デザートは、なぜ一口目が一番おいしいのか。

デザートは、なぜ一口目が一番おいしいのか。 | デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

「デザートは、一口目が一番おいしい!」

甘いものが好きな女性なら、きっと共感をしてくれるのではないでしょうか。

私も甘いお菓子が大好きです。

ケーキ1つを、10分くらいかけて、ちびちびと食べるタイプです。

なぜ一口目が一番おいしいのかというと、一口目はまったく甘みに慣れていないため、一番おいしく感じられるのです。

しかし、残念なことに、飛び上がるほどおいしく感じるのも、そう長くは続きません。

一口目を頂点に、後になるほど、甘みが感じられなくなります。

味覚には慣れる作用があります。

特に甘いものを食べ続けていると、変化の違いが感じられなくなります。

人間の体に備わっている順応反応ですから、仕方ありません。

しかし、そうは言っても、少しでも長く甘みを感じて食べたいですね。

舌が鈍ってきたとき、リセットをする方法があります。

ブラックのコーヒーを、一口飲めばいいのです。

「ブラックのコーヒー」がポイントです。

砂糖やミルクは、できるだけ入れないほうがいいでしょう。

「甘み」と「苦み」は対立します。

甘みに偏った舌を、ブラックの苦いコーヒーが元に戻して、リセットをしてくれます。

水でもいいですが、水よりブラックコーヒーのほうが効き目は大きいです。

ケーキとコーヒーを交互に口にすると、両方の味わいが引き立ち、いっそうおいしくいただけます。

甘いデザートといえば、コーヒーと一緒に出るのが定番ですが、そうした意味が込められているのです。

デザートとコーヒーのテーブルマナー(1)
  • デザートを食べながら、ときおりブラックコーヒーを口にする。
ワゴンサービスは、食べられるだけお願いするのがマナー。

デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

  1. デザートは、なぜ一口目が一番おいしいのか。
  2. ワゴンサービスは、食べられるだけお願いするのがマナー。
  3. レストランで、好き勝手に写真撮影をしない。
  4. 「甘いものは別腹」という言葉は、本当だった。
  5. 横割りにされているフルーツの美しい食べ方。
  6. レストランで出てきたリンゴを上手に食べる、3ステップ。
  7. 皮つきブドウの美しい食べ方。
  8. 皮がついているオレンジの食べ方。
  9. オレンジの皮をきれいにむく方法。
  10. 酸っぱいと感じたときに笑顔を作ると、味のある表情になる。
  11. メロンを上手な食べる、4つのステップ。
  12. バナナは、直接持って食べない。
    バナナを食べるときも、ナイフとフォークを使う。
  13. 複数のデザートが出てきたとき口にする、賢い順番。
  14. プリンやババロアの上手な食べ方。
  15. フィルムがついているケーキの上手なフィルムの取り方。
  16. エレガントなケーキの食べ方。
  17. ケーキの上のイチゴ。
    先に食べるか、後に食べるか。
    それが問題だ。
  18. ミルフィーユの上手な食べ方と、パイくずの上手な対処法。
  19. 「なるほど」と思われる、硬い生地のミルフィーユを食べる、かっこいい食べ方。
  20. 皿のチョコレートソースをうまく拭き取る方法。
  21. シュークリームのエレガントな食べ方。
  22. アイスクリームやシャーベットに添えられているお菓子には、重要な意味がある。
  23. デザートの最後の一塊が、つるりと滑って食べにくいときの対処法。
  24. できるかぎり、コーヒーはブラックで飲みたい。
  25. ブラックコーヒーが苦手な人が、砂糖やクリームを入れる前にしておきたい最低限のマナー。
  26. なぜコーヒーは「食後」が定番なのか。
  27. コーヒーや紅茶のおいしくて美しい飲み方。
  28. 立食パーティーを除いて、コーヒーはソーサーを持ちながら飲まない。
  29. 「一連のフルコース料理をすべて食べ終えました」という最終的なサイン。
  30. デザートが食べ終わるやいなや、すぐナプキンを取らない。

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