社会人になって28歳の夏休み、久しぶりに実家へ帰郷しました。
久しぶりに家族で過ごし、しばらくして東京へ戻ろうと東京へ向かう深夜バスに乗ろうとしたときのことです。
添乗員に切符を渡すと「おや。おかしいなあ」と言い始めます。
こういうことを言われると、私も不安になります。
何か悪いことをしたかなと、どきっとさせられます。
実は、私が座ろうとしていた席が、すでにほかの人に予約されていました。
いわゆる「ダブルブッキング(二重予約)」です。
座席指定などの予約は、タイミングや状況によって、別々の客から二重に受け付けてしまうことがあります。
もしくは、人間によるちょっとした不手際で予約を誤ってしまうこともあるでしょう。
バスの予約のように、全国から一斉に予約を受けようとするシステムでは、こういう状況があります。
私は翌日から大切な仕事があったので、そのバスに乗る必要がありました。
添乗員と話し合いをした結果、席を確保してもらいました。
何とかバスに乗ることはできましたが、ひやっとした出来事でした。
場合によっては、その日に帰れなかったかもしれなかった。
実は、バスに限った話ではありません。
船、新幹線、もちろん飛行機の予約でもあり得ます。
航空券は、取れたからとはいえ、必ずしも飛行機に乗れるとは限りません。
私が経験したバスの状況のように、何らかの不手際で「ダブルブッキング」が起こり、席に座れないことがあります。
特に海外旅行での航空券のリコンファームは、面倒でもしておくほうがいい。
国内ならまだいいですが、海外旅行で飛行機に乗れないのは、かなり大きなダメージになります。
面倒ではありますが、海外のような規模が大きな旅行の場合は、万が一を想定して、リコンファームをしておくほうが確実です。
飛行機に乗る数日前に航空会社に電話して「きちんと確保できていますよね」と念のため確認します。
リコンファームの一手間が、安心を生むのです。