リーダーは、自分がダウンしたときでもきちんと組織が動くように、第2のリーダーを育てていくことが必要です。
リーダーがいないと組織が動かないというのではいけません。
リーダーがいなくても、動くようなシステムを作り、第2のリーダーが指揮を執るのです。
アニメ『ルパン三世カリオストロの城』では、ルパンが胸を銃で打たれ、倒れるシーンがあります。
そのときは、さすがのルパンも完全にダウンしてしまい、しばらくの間、財宝を奪う計画が中断します。
そんなときに動くのが、第2のリーダー次元大介です。
次元は、ルパンがいなくてもミッションを進むように、五右衛門や不二子たちと力を合わせます。
これは日頃から、ルパンが次元たちに財宝を奪う段取りをうまく教えていた結果です。
普段のルパンを見ていますから「いつものように」といった感じで、仕事を進めるのです。
リーダーは自分がダウンしたときでも、しっかり組織が動くように第2のリーダーを育てていくことが重要です。
「ほかの部下に頼んだら、どうなるかわからない。これは自分でなければできないんだ」と言っているリーダーではいけません。
「自分がいないとできない。自分でなければできない。だから自分は優れている」という優越感に浸っているだけです。
仕事を効率よく進めていくために、リーダー1人では不安定です。
リーダーはリーダーを育てることも、仕事です。