執筆者:水口貴博

人望のあるリーダーになる30の条件

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「ホウレンソウしろ」という前に、自分が手本のホウレンソウを見せる。

「ホウレンソウしろ」という前に、自分が手本のホウレンソウを見せる。 | 人望のあるリーダーになる30の条件

「ホウレンソウ」を知っていますか。

食べるホウレンソウではありません。

「ホウレンソウ」とは、報告の「ホウ」、連絡の「レン」、相談の「ソウ」を合わせた言葉です。

社会に出て仕事をしている人なら、一度は聞いたことがあるはずの業界用語です。

特に上司からは「しっかりホウレンソウしろ」と1回は言われたことがあるはずです。

特に古いタイプのリーダーの中には「ホウレンソウをしろ」とばかり言うリーダーがいます。

「報告・連絡・相談」はたしかに大切なことですが「ホウレンソウしろ」とだけ言うのは上手な指示の仕方ではありません。

部下は、漠然とやらなければいけないのはわかっていても、どうやればいいのかという「具体的な方法」がわからないのです。

優れたリーダーは「ホウレンソウしろ」とは言いません。

代わりに、まずリーダーが手本となるホウレンソウをします。

まず自分が具体的に行動して、部下に見てもらい学んでもらうのです。

新人である部下であるほど、こうした「行動による具体例」は、なにより勉強になります。

私が初めて会社に入社したときには電話対応に慣れていないため、電話に出るたびに上司から注意されていました。

しかし、入社してしばらく経つと、先輩の電話対応を耳にする回数も増えてきます。

先輩の手本の電話応対は、方法のわからない私にはとてもよい勉強になります。

先輩の手本を、真似るだけですから、吸収しやすいのです。

優れたリーダーは、部下を育てるとき「~しろ」とは言いません。

自分が手本になり、部下に見て学んでもらうのです。

人望のあるリーダーになる条件(6)
  • リーダーが、報告・連絡・相談の手本になる。
「我慢」で部下を育てるのではなく「達成感」で部下を育てる。

人望のあるリーダーになる30の条件

  1. リーダーの仕事は、部下に「元気」を与えること。
  2. 「ありがとう」は、リーダーの基本。
    優秀なリーダーであるほど、まず感謝を大切にする。
  3. 部下のやる気をなくさせるリーダーは、失格。
    部下のやる気をかき立てるリーダーが、合格。
  4. 頭の中がきっぱりしている人は、お金を払うときもきっぱりする。
  5. 褒めるときには、すぐ褒める。
    褒めることを、先に延ばさない。
  6. 「ホウレンソウしろ」という前に、自分が手本のホウレンソウを見せる。
  7. 「我慢」で部下を育てるのではなく「達成感」で部下を育てる。
  8. 「どうやるか」より「なぜやるか」の動機付けをする。
  9. 弱いリーダーは、成功談を話す。
    強いリーダーは、失敗談を話す。
  10. 性格診断より、改善策を与える。
  11. 部下の過去の話を持ち出さない。
  12. 部下の専門知識を信じて、仕事をする。
  13. 「それくらい」は禁句。
    「それくらい」と言うことで、部下の仕事を侮辱することになる。
  14. 優れたリーダーは、時間の大切さを知っている。
  15. 今すぐやる。
    うまくいかなかったら、変えればいい。
  16. 部下は「今のこと」を考える。
    リーダーは「次のこと」を考える。
  17. やることだけでなく、やらないことを決めるのもリーダーの仕事。
  18. 仕事を抱え込みすぎているリーダーは、失格。
    部下に任せられることは、部下に任せる。
  19. リーダーの仕事は、改革。
    中間管理職の仕事は、現状維持。
  20. 人事異動には、組織を活性化させる効果がある。
  21. 失敗したら、人を替えるのではなく、システムを変える。
  22. リーダーは、自分の代わりができる部下を育てる。
  23. どんなことがあっても首を切らないことで「団結力」が生まれてくる。
  24. 「ここだけの話」をされると、部下はリーダーを信用できなくなる。
  25. 責任のある仕事を任せると、部下の能力は活性化される。
  26. 改革を起こすには痛みが伴う。
    痛みのない改革は、改革ではない。
  27. 「失敗しないように」という指示は、禁句。
  28. 犯人捜しをしない。
  29. 脇役、悪役、小道具役が、リーダーの役目。
  30. 偉そうにしているのは、二流のリーダー。
    謙虚になっているのが、一流のリーダー。

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