夫婦仲を悪くさせるのは、一言の批判です。
とげのある言葉は「口にしないように気をつけよう」と思いますが、ささいな批判言葉は「これくらいいいだろう」と軽く考えます。
こういう一言は、なかなか自分で気づけないのもたしかです。
小さな言葉は流してしまいがちであり、大きなこととはわかりにくい。
「この一言は相手を傷つけてしまうだろうか」
もし言葉の判断が難しい場合は、簡単にチェックする方法があります。
「自分が言われて不快を感じるかどうか」です。
口にする前に、自分が口にしようとしている発言を、自分に向けて発してみましょう。
そのときの自分の心情を感じ取りましょう。
「自分が言われたらどう感じるか」
相手が傷つくなら、言うのは控えるようにしましょう。
一方、相手が喜ぶなら、どんどん言ってあげましょう。
自分が言われたらどう感じるのかは、自分のことですから難しくはありませんね。
思ったことをすぐ口にするのは、夫婦仲を悪くさせてしまいます。
大切なことは「ワンクッション」です。
口にする前に、自分が言われたらどう感じるだろうかと考え、言葉を選びながら発言します。
当然ですが、会話はゆっくりになりますが、ゆっくりだからこそいい。
ゆっくりした会話だからこそ、相手の気持ちを考える余裕ができたり、嬉しい言葉の感動に浸る余裕が生まれたりするのです。