不況とは、自然淘汰と同じです。
強いものが生き残り、弱いものが消えていくという自然界の摂理です。
強いものが生き残るのではありません。
生き残ったものが、強いです。
経済の世界にも当てはまります。
生き残っているのは、どのような企業でしょうか。
必ずしも有名企業・大企業だからとは限りません。
大きな会社でも倒産することはありますし、小さな会社でも生き残ることができます。
不況時、企業はふるいにかけられています。
「本物か、偽物か」というふるいです。
「人々から本当に求められる商品やサービスを提供しているか」ということです。
「これがないと生きていけない。生活の一部だ」
そういう人々の生活になくてはならない商品力・サービス力がある企業は、不況時、生き残ります。
もちろん売り上げは低下するでしょうが、本当に人から求められていれば、やはり売れます。
不況時の打撃は小さい。
そういう方向に目を向けることです。
一時的な広告で、無理に売り上げを上げた偽物なら、不況時、あっという間に消えてなくなります。
人々から見向きもされなくなります。
宣伝したから売れた商品・サービスは消えて、本当に価値ある商品・サービスが売れ続けます。
この明暗がはっきりわかれます。
本当の力があるかどうかです。
自社の経営を振り返るいい機会です。
自社の得意分野を見直す時期に来ていると考えるのです。