「他人の意見は、よく聞いて取り入れよう」
これまでの仕事術の本には、他人の意見はたくさん取り入れろという教えが書かれていました。
他人からの意見は、客観的な意見です。
1人だけで仕事をしていると主観的になり、視野が狭く、考えも発想も固くなりがちです。
気づけば、思わぬ脱線をしていたということもあるでしょう。
仕事が脱線しないように、他人の意見を聞くことの大切さが書かれています。
できるだけ視野を広げて、柔軟な発想ができるようにします。
たしかに他人の意見を聞くことは大切です。
しかし、他人の意見ばかり聞いていてもいけません。
他人の意見を取り入れすぎると、流されやすくなり、自分の本当の考えがわからなくなってしまいます。
大臣からの意見を受け入れすぎたため、首相の国策が曖昧になってしまうことと同じです。
みんなの意見を取り入れるのは大切でも、すべてに答えようとすると、本来の焦点がぼやけてしまいます。
仕事ができる人は「あえて他人の意見を聞かない」という仕事術を活用します。
他人の意見を聞かず、自分一人で仕事をしていると、視野がどんどん狭くなります。
視野が狭くなるからこそ、物事を深く掘り下げることができます。
狭い視野が、プラスに働くことがあります。
視野が狭くなるからこそ、集中力を発揮でき、大きな仕事を短時間で仕上げることができます。
脱線したときも、脱線を味に変えてしまえばいい。
思わぬ方向に脱線することで、今までにない仕事につながるでしょう。