ビジネスの初期段階で、必要な機器を新品で購入するのは、注意が必要です。
そのビジネスが本当にうまくいくかどうかは、まだわかりません。
将来、どのくらい売り上げがあるのかもわかりません。
わからない段階だからこそ、新品を購入するのは下手な経営手法です。
新品を購入するのは、膨大な費用もかかります。
万が一、いらなくなったときに「返品」ではなく「処分」になります。
処分にさえ、費用が発生します。
失敗したときのリスクも大きくなります。
始めようとしているビジネスがうまくいくかどうかは、始めてみないとわかりません。
うまくいくかどうかわからない段階から、ばくちのような買い物は避けることです。
購入ではなく、レンタルです。
ビジネスの初期段階では、徹底的にお金を使わないようにします。
それが、ビジネスを軌道に乗せる方法です。
費用が小さくて始められるうえに、たとえ失敗しても痛手が最小限で済みます。
事務所も借りて、機器も借ります。
人さえも、正社員ではなく、派遣で雇います。
できるだけ費用がかからず、取り換えや変更など、融通が利く方法から始めるのがいい。
「レンタルから始める」という発想を取り入れれば、あなたのビジネスチャンスは広がります。
さまざまなビジネスを実験のように挑戦します。
うまくいけば、そのまま続けていけばいい。
ダメなら変更、あるいはやめればいい。
費用がかからないことで、ビジネスの成功する確率が高くなるばかりか、失敗しにくくなります。
本当に新品を購入するのは、ビジネスが軌道に乗り、安定した収入があってからです。
しっかりビジネスが安定し、どのくらい稼げそうかという手応えをつかんでください。
購入したほうが、むしろ費用が小さくてすむという見通しが立ったときに、固定資産として購入します。
「借りるより、買ったほうが安い」という状況になって、初めて購入します。
一度買えば、ぼろぼろになるまで使い倒しましょう。
耐用年数が3年なら、10年は使いましょう。
長く愛用することで、支払った以上の元を取れます。
それが嫌なら、レンタルを続けることです。
とにかくお金がかからない方法で、ビジネスを進めるのです。