「水口さんは、悩み解決の話がよくこれだけたくさんできますね」
ある日、友人から、ふと言われたことがありました。
悩み解決や幸せ向上についていろいろなことを考えているのは、まず徹底的に自分が悩んだという経験があるからです。
私は元来、落ち込みやすい性格です。
これはそもそも私の性格で、幼いころからささいなことで落ち込んでは「なぜ?」と悩んでいました。
内省的な性格が、功を奏しているのでしょう。
一度悩み始めると、悩みが解決するまでぐずぐず考えるタイプだからこそ、たくさん考えた経験が山ほどあります。
悩み解決のネタなら、バーゲンセールができるほどたくさんあります。
書いていることのほとんどが、実際に私が悩んだことであり、考えたことのある話です。
悩み解決のコツは「原因が見つかるまで、徹底的に深く掘り下げること」です。
世の中は、すべて「原因と結果の法則」があります。
結果があるということは必ず原因があるので、その原因を解決すればいい。
「原因は何だ?」
「本当の根本的原因は何だ?」
「その原因にも、原因があるのではないか?」
「なぜこうなった?」
「本当によくないのはどこだ? 誰か? 何か?」
「どうすればうまくいく?」
「どうすればいい?」
こういうことを、たくさん考えています。
すべて原因と結果の法則が働いているので、深く掘り下げると、原因が見えてきます。
原因までわかれば、悩み解決は半分終わったようなものです。
後は、原因が改善される方法を考えればいい。
原因がわかれば、解決につなげる名案も、次々とぱっとひらめき始めます。
見つかれば、実際に自分が現実世界で行動し、試してみて、その効果を実感します。
その繰り返しです。
悩みを解決するには、まず徹底的に落ち込み、原因が見つかるまで深く掘り下げることです。
原因のない結果はありません。
「問題になった原因を探す」という当たり前を、とにかく徹底的に実行します。
あらゆる可能性を模索してみます。
あるとき原因がわかり、原因がわかれば、問題解決の糸口がつかめてきます。
どんなに大雨が降っていても、その雨雲の上には、雲が1つもない晴天が広がっています。
そこまで突き抜けます。
大雨を降らせている雨雲から逃げるのではなく、体当たりします。
すると、雲を突き抜けて、明るい世界が広がっています。
どんなにつらい悩みがあっても、その先にはぱっと明るい世界が待っています。
あんなに暗かったのに、急に明るい世界に飛び出てしまうのです。