運がよくない人は、うまくいった話だけを真剣に聞きます。
「うまくいった話だけを聞いて何が悪い」と思っているのではないでしょうか。
誤解を恐れずに言い切ってしまえば、よくありません。
うまくいった話は、勉強になるから真剣に聞こうとします。
一方でうまくいかなかった話は縁起が悪い・暗い・面白くないと、聞こうとしません。
しかし、運のいい人は、うまくいった話もうまくいかなかった話も、真剣に聞きます。
なぜ、こうした違いになるのでしょうか。
それは、成長するためには、成功と失敗の両方を知っておかなければいけないからです。
光を語るためには影を知らなければなりませんし、影を語るためには光を知らなければなりません。
裏表はセットであり、片方だとバランスを崩してしまいます。
左右・上下・高低・裏表・緩急・明暗など、あらゆるものは「2面性」があり、それぞれがバランスを取り合っています。
運がよくなるために、うまくいった話だけ聞いていると、あなたの中でバランスを崩します。
うまくいった話に加えて、うまくいかなかった話を知っておけば、プラスの面とマイナスの面を両方学べます。
あなたがより良い商品を選ぶときには、その商品の長所だけでなく、欠点も知ろうとすることと同じです。
長所だけに踊らされて判断すると、思わぬ失敗を招きます。
商品を購入した後、意外な欠点を知ることになり「こんなはずじゃなかった」と後悔することでしょう。
まず、長所と欠点を自覚することです。
両方知ることで、初めて正確な「判断」と「選択」ができるようになります。
両方を学んだ人は、人生の選択において、より良い判断ができます。
本当によい選択や判断をするためには、光と影の両方知らなければいけません。
運のいい人は、うまくいった話もうまくいかなかった話も、真剣に聞きます。
さらに素晴らしいことがあります。
うまくいった話もうまくいかなかった話も、真剣に聞く姿勢を持つと、あなたのコミュニケーション能力が上がります。
相手の話をありのまま受け止める姿勢になるので、あなたの印象がよくなり、聞き上手になれます。
人間関係がよくなれば、さらにラッキーになる好循環なのです。