会話では、本とは違い、どこが大切な部分なのかわかりにくいときがあります。
本では大切な部分が太字で書かれていたり、大きく書かれていたりしているため、見てすぐわかります。
それに対し、会話では、声の強弱程度でしか意味の強さを表現できません。
日常会話で、声を大きく荒らげるのは、品がありません。
そんなときの決まり文句があります。
「本当は」を使うのです。
日本には「本音と建前」という文化があります。
日本人ですら、どの言葉が本当の言葉なのかがわかりにくいと感じることがあります。
しかし、相手が真剣な表情を浮かべて「本当は」と言えば、後に続く言葉は、本物です。
私も大切なことを話すときは「本当は」と言って、言葉の重みを意図的に重くさせて話をします。
もし、相手が「本当は」と言ったら、本音が聞けるチャンスです。
純粋な相手の心が表れた言葉が、後に続きます。