あるとき結婚の悪い情報を見聞きすることがあります。
「結婚しても大変なことばかり」
「幸せな結婚なんて幻想」
「結婚は忍耐と妥協が必要」
「結婚しても3組に1組は離婚する」
「結婚したからといって幸せになれるとは限らない」
「結婚なんてしないほうがいい」
情報サイトで見たりすることもあれば、人の話で聞くこともあります。
リアルな体験談もあるでしょう。
経験者の言葉は興味深く、重みがあり、心に響きます。
統計的なデータもあるでしょう。
データを示されると、説得力があります。
客観的な目で見ることができ、一般の傾向を知ることができます。
参考になる情報もあるため、すべてが無駄というわけでもありません。
今後の結婚生活を考えるうえで、役立つ情報もあるでしょう。
私たちは、つい悪い情報を求めたくなります。
人はリスクを避ける本能があります。
リスクを避ける本能から、悪い情報があると、敏感に反応するようになっています。
結婚の悪い情報にも「現実を知る」という意味で、一定の意義はあるのは間違いありません。
しかし、それ以上に大きな悪影響があることに気づいてください。
結婚の悪い情報を見聞きしていると、結婚にネガティブなイメージがつきます。
ネガティブなイメージは、建設的な未来を妨げます。
円満な夫婦像が壊れ、幸せな結婚生活を描けなくなります。
「結婚しないほうがいいのかな」「別に結婚しなくてもいいかな」という考えに傾いてしまいます。
結婚の悪い情報を浴びれば浴びるほど、結婚のイメージも悪くなります。
結婚がうまくいかないカップルがいる話ばかり聞いていると「結婚してもどうせ続かない」といった考えになります。
結婚への諦めを助長させるのです。
結婚の悪い情報があれば、意識的に排除することです。
見ることも聞くこともしない努力をしましょう。
完全に排除することはできなくても、減らす努力くらいならできるはずです。
「ちょっと危ないな」と感じたら、その場から離れたり会話やインターネットを中断したりします。
現実から目をそらしているように感じますが、これは違います。
現実を強く生きるために、余計な情報を遮断しているのです。
悪い情報ばかりさらされていると、視野が狭くなり「必ずそうなる」といった極端な考えが発生します。
これはよくありません。
結婚生活がうまくいかないカップルもいますが、うまくいくカップルもいます。
3組に1組が離婚するなら、3組に2組はうまくいくということです。
極端な考えにならないためにも、結婚の悪い情報には十分注意することが大切です。
結婚のイメージが崩れない配慮をすることです。
結婚の悪い情報があれば、走って逃げましょう。