出会った後は反省をしましょう。
出会いの後、自分の言動を振り返ったとき、もやもやすることがあるでしょう。
「あの一言が余計だったかな」
「少し話しすぎてしまったな」
「うっかり相手の話を遮ってしまった」
「こういう言い方をしたほうがよかった」
「もっと謙虚な態度になるべきだった」
反省することがなければいいですが「すべてがパーフェクト」という出会いはなかなかありません。
じっくり振り返ると、何か1つは反省すべき点が見つかるはずです。
致命的なミスに気づくこともあれば、軽微なミスに気づくこともあるでしょう。
自分の言動の悪かったところを見つけたら、きちんと改善して、次回の出会いに生かしましょう。
たとえば、余計な一言を言ってしまったなら、今後は言う前によく考えることを心がけます。
少し話しすぎてしまったなら、今後は聞き役に徹するよう自戒します。
うっかり相手の話を遮ってしまったなら、今度は相手の話を最後まで聞くことを誓います。
「こういう言い方をしたほうがよかった」と思えば、その言い方を次に生かします。
少し横柄な態度をしてしまったなら、次は気持ちを引き締め、謙虚な態度を心がけます。
反省だけで終わらせず、きちんと改善もしましょう。
反省と改善で、1セットです。
態度も言葉遣いも、最初から完璧な人はいません。
コミュニケーション能力は、少しずつうまくなっていけばいいのです。
着実に向上するほうが、確実に改善していけます。
反省と改善がうまくいけば、きっと次の出会いは素晴らしいものになるでしょう。
「注意する」と意識するだけでも違います。
自分の悪いところに気づいて注意するだけでも立派な進歩です。
注意をしていても、油断して同じ失敗を繰り返すこともありますが、それでも注意を続けましょう。
注意を続けることで思考に定着していき、セルフイメージとなります。
いずれ意識しなくても、普通にできるようになります。
反省と改善を繰り返すことで、少しずつコミュニケーション能力が向上していきます。
反省するときの約束事があります。
「反省できたら、さっと気持ちを切り替える」ということです。
不必要に思い出しません。
反省という行為は、少なからず「元気を奪う」という副作用があります。
くよくよしていると、それだけ落ち込みもひどくなり、立ち直るのが大変になります。
反省が終われば、さっと気持ちを切り替えましょう。
過去の失態はきっぱり忘れてしまってかまいません。
反省しても、落ち込む前に抜け出せます。
出会いの後に反省と改善をする人が、出会いに強くなるのです。