会う直前によくあるのが「恐怖心との葛藤」です。
会う約束をしたものの、会う直前になって、急に不安が出てきて落ち着かなくなることがあります。
緊張して心臓の鼓動が早くなります。
「どうしよう。本当に会っていいのかな」と不安が生じてくる。
なぜか恐怖心が止まらなくなり、いてもたってもいられなくなります。
「やっぱり会うのをやめようか」
よからぬ考えが頭をよぎるのです。
突然湧き上がってきた恐怖におじけづいて、ドタキャンをしそうになるのです。
会う直前に怖くなっても、ドタキャンで逃げないことです。
怖いから会うのをやめるのは、個人的な事情です。
個人的な気分で、相手に迷惑をかけないことです。
ましてやドタキャンは、マナー違反です。
本当に緊急の用事ができたなら仕方ありませんが、怖いという理由だけでドタキャンするのは軽率です。
気分でドタキャンをすることほど、失礼なことはありません。
相手を振り回して終わり、完全な悪印象です。
ビジネスであれプライベートであれ、なるべくドタキャンは避けることです。
怖いという理由で会うのをドタキャンすると、貴重なチャンスを逃すことになります。
ドタキャンすると悪印象になり、二度と会うことができなくなります。
再び「また会いましょう」と誘っても、はっきり断られます。
ここで気づいてほしいことがあります。
そもそも「会う直前に怖くなるのは正常な反応」ということです。
別に異常があるわけではありません。
あなたが弱いわけではありません。
あなたの心に問題があるわけでもありません。
急に怖くなるのは、普通のことです。
誰でも初めて会う人とは、不安が生じて恐怖に変わります。
会う直前は、誰でも怖い気持ちが生じます。
知らない人と会うのですから当然です。
怖いという理由で会うのをドタキャンすると、貴重なチャンスを逃すことになります。
会う直前に怖くなってきたら、大きく深呼吸をして、冷静になりましょう。
会う直前は、気分が不安になって落ち着かなくなるのが普通です。
「ほらほら、怖い気持ちになってきたね。予定どおりだね。こうなることはわかっていた」と自分を慰めます。
「そういうものだ」とわかっていれば、心の整理がしやすくなり、精神的な安定を保てます。
一度会う約束をしたなら、きちんと会っておくことです。
約束は約束です。
口約束であれ「契約の1つ」として重んじることです。
会う直前に怖くなるのは、正常な反応です。
不安に震えながらでもいいので、約束を守って会いに行きましょう。
会ってしばらくすれば、緊張も恐怖も収まります。
「会ってよかった」と思えるはずです。