「その人に会って何の得がありますか」
「その人に会ったらどんなメリットがありますか」
出会いに打算や損得勘定を持ち込んでいませんか。
出会いに打算や損得勘定を持ち込むと、残念ですが、いいご縁には恵まれないでしょう。
まだビジネスならいいのです。
ビジネスはあくまで営利活動です。
利益を上げなければいけない前提があるため、会う人を選ばなければいけません。
限られた時間やお金を有効に活用する必要があります。
打算や損得勘定を計算に入れなければいけないこともあります。
しかし、プライベートの出会いにまで打算や損得勘定を持ち込まないことです。
打算や損得勘定を持ち込むと、人間関係が冷たくなるからです。
人間関係のバラエティーが乏しくなり、人生の楽しみを制限することになります。
打算や損得勘定で動くと、ビジネスライクになります。
事務的になって感情が乏しくなります。
相手を品定めするような目で見てしまい、お互いがぎくしゃくします。
取引のような雰囲気が出て、自然な人間関係を構築できなくなります。
そうした人間らしくない違和感が、相手に不快感を与えることも少なくありません。
お互いに得があるときはいいですが、得がなくなれば、すぐお別れになるのです。
出会いの醍醐味はどこにあるのか。
出会いの醍醐味は「想定外」にあります。
「こんな人と出会って、こんなに仲良くなった」
「まさかこんなに仲良くなるとは思わなかった」
「第一印象は悪かったのに、今はとても印象がいい」
こういう出会いが面白いのです。
なんとなく出席したパーティーで、思わぬ出会いがあるというもの。
気が進まなくても、実際に行ってみると、意外と楽しめることもあります。
最初は抵抗感があっても、だんだん打ち解けていくにつれて仲良くなることもあります。
相性が合うかどうかは、実際に会ってみないとわからないところがあります。
見た目と中身のギャップが大きい人がいます。
見た目は怖くても、実際に知り合ってみると、意外と優しくて驚かされることがあります。
周りが「変わった人」と言っている人であっても、自分とは相性がいいこともあります。
喧嘩から始まった相手と、後から仲良くなることすらあります。
人の縁は計算できません。
運命の出会いはどこにあるのかわかりません。
「ここに素晴らしい縁があります。ここに運命の出会いがあります」とわかれば、誰も苦労しません。
運命の出会いに限って、意外なところで出会うもの。
だから出会いは面白いのです。
出会いに打算や損得勘定を持ち込まないことです。
打算や損得勘定を忘れると、自然な形で出会えます。
自然にコミュニケーションができ、温かい人間関係を築けます。
素晴らしい出会いの奇跡を体験できるでしょう。
出会いに打算や損得勘定を持ち込まないほうが、出会いの可能性を広げることができるのです。