「たどたどしくなってはいけない」
出会いに行くとき、そう思っていませんか。
たしかにたどたどしくなると、スマートな印象には欠けるでしょう。
不自然な態度になったり言いたいことがスムーズに言えなかったりして苦労します。
自分の魅力をアピールしにくくなります。
かっこ悪い自分を見せてしまうことになるでしょう。
相手から「どうしたのだろうか」と心配されることもあるはずです。
しかし、ここで気づいてほしいことがあります。
たどたどしくなったからといって何が悪いのでしょう。
無礼な態度を取るわけでもなければ、失礼な発言をするわけでもありません。
無礼な態度や失礼な発言はよくありませんが、たどたどしくなること自体は、無礼なことでも失礼なことでもありません。
動きや話し方がしっかりしていないだけのことです。
少しスマートな印象に欠けるかもしれませんが、それだけのことです。
悪いことでもなければ、違法なことでもありません。
何の問題もないのです。
考え方を変えましょう。
「たどたどしくなってはいけない」と考えるのではありません。
「たどたどしくなってもいいよね」と考えるのです。
楽に考えて気持ちを明るくしましょう。
たどたどしくなってもいいと自分を許せば、肩の力が抜けます。
プレッシャーから解放され、出会いの緊張が一気に和らぎます。
ふわっと心が軽くなり、不思議な浮力が生まれるでしょう。
やましいことは1つもありません。
悪いことではないのですから、たどたどしくなった自分を責める必要もありません。
「たどたどしくなってもいいよね」と思うほうが、すてきな出会いを実現できます。
不思議なことですが、たどたどしい態度がプラスに働くこともあります。
あたふたしていると、緊張している様子が伝わります。
敬意と緊張は表裏一体です。
不自然な様子はあるものの、敬意を払っていることが伝わって、相手に喜んでもらえることがあります。
たどたどしくなることで好印象につながるケースもゼロではないのです。
「たどたどしくなってもいいよね」
これでいいのです。