初対面では、デリケートな質問には注意しましょう。
たとえば、持病、年収、家族問題などです。
どれも、きわめてプライベートな内容です。
相手についてもっと詳しく知りたいと思ったら、デリケートな質問をすることになるでしょう。
もちろん自然な会話の流れがあるなら、まだいいのです。
雑談をしながら、持病で悩んでいる話になったら、自然な会話の流れで質問してみてもいいでしょう。
会話の流れがあるなら、不自然な感じはありません。
個人情報を含んだ質問とはいえ、あくまで自然な聞き方なので、相手も答えやすいはずです。
しかし、会話の流れもなく、ずけずけした聞き方をするのはよくありません。
相手の詳しいプライベートを知りたい気持ちがあったとしても、詮索するような聞き方はNGです。
「どんな持病なのですか」
「医療費はどのくらいかかっているのですか」
「年収はどのくらいですか」
「なぜ会社を解雇されたのですか」
「どうして離婚したのですか」
「慰謝料はどうなったのですか」
興味関心があるとはいえ、遠慮のない聞き方をすれば、警察の尋問のような雰囲気になるでしょう。
話の流れで相手から打ち明けるならいいですが、こちらから無理に聞き出そうとするのはNGです。
相手は不快感を覚え「デリカシーがない人」という印象を持つでしょう。
ずけずけデリケートな質問をするのは、いきなり土足で相手の心に踏み込んでいるようなもの。
気にしない人もいますが、気にする人もいます。
相手を悲しませたり怒らせたりする可能性もゼロではありません。
デリケートな質問として見落としがちなのは、年齢です。
「年齢を聞くくらいいいだろう」と思うかもしれませんが、女性なら気にする人も多いでしょう。
たとえ男性であっても、年齢を答えにくく感じる人もいるはずです。
初対面は第一印象につながる場面です。
相手から話してくるならいいですが、こちらから無理に聞き出すのはマナー違反です。
自然な会話の流れがあるわけでもないのに、しつこく聞き出すのは悪印象につながります。
興味関心があっても、初対面では質問を控えておくことも大切です。
もしくは、自然なタイミングが来るまで聞かないでおくのがマナーです。
デリケートな質問は、内容にかかわらず、十分注意しておく必要があるのです。
もしデリケートな質問をするなら、ある程度打ち解けてからがいいでしょう。
何度か会って会話を交わし、お互い親しくなった後なら、デリケートな質問にも快く答えてくれるでしょう。
むしろ個人的な話を打ち明けることは、さらに仲を深めるきっかけになります。