年上の人とうまく関係を築くには、勝てない勝負に勝とうと無理をしないことです。
年上の人に対して、無理やりあがくのは子どもじみた行為になります。
最初からできないことなのに、無理やりあがくのは余計に自分の幼稚さを露出してしまいます。
「できないことには素直にできない。わからない」と潔く言ったほうが、精神的に1つ大人になれます。
頼れるところは、素直に「お願いします」と言ったほうがよほど関係もうまくいきます。
私は車を持っていません。
免許は持っているのですが、東京では車が必要ないので運転する機会もなく、車が必要になるときもほとんどありません。
しかし、ときどき本当に必要になるときもあります。
彼女とデートをするときに、少し遠くに行こうとすると、やはり車が必要です。
クリスマスの日、彼女と東京ディズニーシーに行ったときのことです。
私は車を持っていないため、素直に彼女の車に乗せてもらうことになりました。
ディズニーシーだけなら交通機関を利用する手もあるでしょう。
しかし、ちょっと海へ出かけたり、ドライブを楽しんだりしようとすると、車の行動しかできません。
男のくせにかっこ悪いと言われようが、見栄を張ってレンタカーを出しても出費が増えるだけで、自分の首を絞めてしまいます。
変にかっこつけず「車で連れて行ってほしい」と本来女性が言う言葉を、男である私が口にしてお願いしました。
彼女も大人ですから「いいよ」と承知してくれ、車を出してくれます。
彼女が運転席、私が助手席というポジションです。
私は助手席でジュースを飲みながら、外の人たちが笑っていないかを気にしてしまいます。
これが年上の人と付き合うためのコツです。
無理にかっこつけず、できないことやわからないことは「お願いします」と素直に言ったほうが、つまずかないのです。
年上であるほど理解がありますから、お願いをすればたいていOKを出してくれます。
自分ができないのに無理やりかっこつけてしまうほうが、年上から見れば幼く見えてしまうのです。