率直に自分の改めるべき点を聞いてみましょう。
「それくらい自分で考えるべきではないか」と思うかもしれません。
もちろん最初は自分で考えることが大切です。
相手に別れたい理由を教えてもらえば、その内容をもとに自分なりに反省・改善します。
しかし、この方法も完璧とは言えません。
自分が心がける改善と、相手が願う改善は、方向が違うかもしれません。
たとえば、相手は「まったく貯金のないところ」という不満を挙げたとします。
自分では「収入を増やせばいい」と思っていても、相手は「浪費癖を直すべき」と思っているかもしれません。
相手は「嘘が多くて信用できなくなった」という不満を挙げたとします。
自分は「もう嘘はつかなければいい」と思っていても、相手は「まず今までの嘘を謝ってほしい」と思っているかもしれません。
悪気はなくても、往々にして誤解が起こりえます。
念のため確認する意味でも、あえて自分の改めるべき点を聞いてみるといいでしょう。
「自分のどこを直せばいい?」と聞けば、きっと相手は答えてくれるでしょう。
相手がなかなか言ってくれなければ「できるかぎり努力してみるから、言ってみて」と言って促してみます。
中には改善が難しいこともあるかもしれませんが、できるだけ改善する努力ならできるでしょう。
完璧に直すことはできなくても、完璧に近づける努力ならできるはずです。
努力する姿勢を見せるだけでも無駄にはなりません。