別れた人が夢の中に出てくることがあります。
特によくあるのが失恋直後。
別れた出来事の印象が強いため、きれいに別れられたとしても、夢に出てくることが少なくありません。
別れた人が夢に出てくると、その理由が気になるところ。
「まだ好きだからではないか」
「まだ自分は失恋を引きずっている」
「本当は復縁を願っているのだろうか」
たしかに夢は、潜在意識が表れやすいといわれています。
まだ別れた人のことを振り切れていない可能性も否定できませんが、振り切れていないと断言することもできません。
夢の役割の1つとして「記憶を整理する意味がある」といわれています。
試験勉強中には、試験に関する夢を見るように、失恋直後には、失恋に関する夢を見ます。
別れてからまだ時間が浅いため、別れた出来事の記憶が鮮明です。
自分の中では出来事をまだ十分整理しきれていないため、夢に出てきます。
失恋すれば、誰でも別れた人について考えますから、夢に出てくるのも当たり前。
したがって、まだ別れた人のことが好きとは言い切れません。
大切なのは、夢を見た後です。
「夢に出てくるのはなぜだろう」
「本当はまだ好きなのかな」
別れた人が出てきた夢のことをくよくよ考えていると、自分にストレスが増え、ますます夢を見続けることになります。
別れた人の夢を見ても、深く気にしない。
日常生活で自分のやるべきことに専念しましょう。
鮮明な記憶が上書きされていきます。
自分の仕事に集中していれば、いつの間にか別れた人の夢も見なくなっているはずです。