「思い出」という言葉には、ポジティブな印象があります。
「楽しかった思い出」「幸せな思い出」「忘れられない思い出」など、明るい出来事に使われることが多い。
思い出を話そうとすると、まず楽しい過去から始めるのではないでしょうか。
しかし、楽しいばかりが思い出ではありません。
つらかった過去も、思い出です。
大喧嘩をした出来事も、わんわん泣きじゃくった出来事も、嫌で逃げ出したくなった出来事も、輝かしい思い出。
「楽しかった過去も、つらかった過去も、すべて思い出」と考えることです。
楽しかった過去からは、勇気と自信をもらえるでしょう。
つらかった過去からは、学びと教訓が得られるでしょう。
どちらも心の財産であり、貴重な宝物です。
失恋をして、明るい思い出と暗い思い出の両方に踊らされますが、どちらも受け入れましょう。
片方だけ受け入れようとするから、失恋を乗り越えられません。
両方を受け入れよとすると、失恋を乗り越えられます。
心と体のバランスが安定して、未来に向かう力が強くなります。
楽しかった過去もつらかった過去も「いい思い出」として、これから進む未来の踏み台として生かしましょう。