「恋をすると盲目になる」
誰もが一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
特定の人に惚れると、その人のことで頭がいっぱいになります。
好きな人との恋愛に集中すると、その人だけを見てしまう一方、周りのことが見えなくなりがちです。
完全な2人だけの世界になる。
恋の盲目に陥ると、物事を正しく理解・判断する脳の思考活動が鈍くなります。
周囲の人間関係がおろそかになったり、仕事に支障が出たりします。
この現象のことを、しばしば「盲目」として例えられます。
たとえ恋のせいで悪影響が出ていても、視界に入っていないため気づけないのです。
さて、盲目になるのは、恋をしたときだけではありません。
失恋をしたときも、盲目になります。
恋人と別れてしばらくの間は、失恋のことだけを考えてしまいがちです。
「あの人以上の人はいない」
「自分の人生はもう終わり」
「世界は真っ暗で絶望的だ」
失恋ばかりを考えているせいで周りが見えなくなり、やはり恋をしたときと同じく盲目になります。
別れた人のことばかり考えてしまい、仕事や人間関係がおろそかになりがちです。
しかし、あらためて考えると、異性はその人だけではありません。
世界中には、まだまだ多くの異性がいます。
もちろん別れた人より魅力的な人も、たくさんいるでしょう。
失恋のせいで盲目になっている自分に気づきましょう。
目を大きく見開いて、周りを見渡します。
できるだけ多くの光や景色を目に入れるようにしましょう。
今まで制限されていた視野がどんどん広がります。
自分は孤独ではないことがわかり、世界は光に包まれていることに気づくでしょう。
別れた人が最高の人とは限らないことに気づくでしょう。
絶望と思っていたのは勘違いだったことに気づくでしょう。
本来の視野を取り戻して、また前を向いて歩けるようになるのです。