遠距離恋愛でよく見られるアドバイスが「まめな連絡」です。
「遠距離恋愛を成功させるコツは、まめな連絡」
「まめな連絡をしないと、相手は不安や寂しさを感じて、心が離れてしまう」
恋愛の指南書で見かけるアドバイスです。
たしかにまめな連絡を心がければ、連絡頻度が増えるので、寂しさは紛れ、つながっている実感も強くなるでしょう。
お互いの近状報告もしやすくなったり、元気をもらったりもできるはずです。
しかし、この「まめな連絡」こそ、要注意です。
ただ愚直にまめな連絡を心がければいいわけではありません。
恋人の中には、まめな連絡を「重い」「面倒」と感じる人もいるはずです。
1日に何十回も連絡があると、嬉しいより疲れる人もいるでしょう。
まめな連絡が相手の負担になるようでは、本末転倒です。
やみくもに連絡頻度を多くすればいいという問題ではありません。
適度な頻度は、人によって違います。
「1日に3回は連絡がほしい」という人もいれば「1日1回でも十分」という人もいるはずです。
心がけたいのは「まめな連絡」ではなく「適度な連絡」です。
自分と恋人の希望を照らし合わせながら、適度な頻度を見つけましょう。
「連絡が少なくて寂しい」というなら、もっと連絡頻度を上げてもいいでしょう。
「1日に何回もメールするのは少し疲れる」というなら、少し頻度を下げるといいでしょう。
適度とは、教科書のような正解はなく、自分たちで見つけていくものです。
遠距離恋愛を始めてしばらくは、適度を見つけるまでに時間がかかりますが、いずれ一定の頻度に落ち着くはずです。
お互いに無理のない状態にするほうが、関係も長続きするのです。
お互いにとって心地よいと感じる頻度が、本当の正解です。