あなたが誰かと付き合うことになったとします。
付き合えばバラ色の世界が広がっていると思いますが、実際はどうでしょうか。
もちろん幸せを感じる瞬間はたくさんあるでしょう。
しかし実際は、期待していたほど愛に満ちた日々ではなく、平凡に感じるかもしれません。
「ああ。人と付き合うとは、こんな程度なのか」
少しがっかりするかもしれませんが、ちょっと待ってください。
ここに少し誤解があります。
付き合い始めたとき、愛はまだ小さいのが普通です。
付き合って終わりではなく、始まりです。
大切なのは、付き合い始めてからです。
愛は、最初からあるものではなく、育てるものです。
あなたが「こんなものかな」と思うと、それ以上愛が大きく育ちません。
植物を育てるには努力と時間が必要であるように、愛を育てるときも、努力と時間が必要です。
「愛を育てる」というイメージをしっかり持ちながら、相手と接していきましょう。
「大きくなれ、大きくなれ」と期待と願いを込めながら接していくものです。
相手と一緒に愛を育てていくものだと考えることで、どんどん愛が大きくなります。
昨日より今日、1ミリでも愛が深まっていればいいのです。
それを10日繰り返せば、1センチになります。
急ぎすぎるのはよくありません。
ゆっくり時間をかけたほうが、着実に愛が育っていきます。