「辞めたくても、辞めさせてくれない」
信じられないことに、世の中には、辞めたくても辞めさせてもらえない事例があるようです。
退職を申し出ると、会社や上司から、理不尽な言葉で言い返されます。
「もし辞めるなら、辞めた損失分を支払え」
「仕事のできる後任者を見つけるまでは、退職を認めない」
「今辞めたら懲戒解雇にして、二度と転職できないようにしてやる」
強迫されて、辞められない状況に陥ってしまうのです。
この事例は、正社員だけでなく、アルバイトでも報告されています。
ターゲットになりやすいのは、性格の優しい人や断るのが苦手な人といわれています。
人の弱みにつけ込んだ、悪質な手口と言っていいでしょう。
よほど本人に問題がある場合は別ですが、普通に働いた状態で、損害賠償や懲戒解雇の話が出るのは疑問です。
辞めさせてくれないから諦めるのではよくありません。
辞めさせてくれない会社なら、ますます辞めたほうが賢明です。
行き詰まったなら、行き詰まったなりの対処をしましょう。
問題を放置しても、解決しません。
解決しないどころか、悪化の一途をたどるだけです。
意地でも辞める方法を考えてください。
たとえば、頼れる友人に相談してみてはいかがでしょうか。
客観的な視点から、よい方法をアドバイスしてくれるでしょう。
労働基準監督署や労働相談センターに問い合わせてみるのもいいでしょう。
専門家が、安全で確実に辞める方法を的確にアドバイスしてくれるでしょう。
会社に泣き寝入りすることだけは、避けたいところです。