退職書類の受け取りについて、揉めることがあります。
「受け取った」「受け取っていない」という食い違いです。
たとえば、転職するときには、源泉徴収票が必要です。
退職後に必要だと気づきますが、いくら探しても見つからない。
「まだ受け取っていない」と思って会社に問い合わせると「すでに渡した」と言われる。
もらっていないと証明できるものがないため、八方ふさがりの状態になります。
再発行してもらうことになれば、会社に迷惑がかかるでしょう。
せっかく円満だった退職が、後になって印象が悪くなるのです。
会社から受け取ったものを、記憶だけに頼るのは危険です。
記憶は、時間が経てば経つほど曖昧になるため、後から確認しにくくなります。
トラブルを避けるため、退職の際は、会社から受け取るものを紙にリストアップしておきましょう。
受け取ったものは、何月何日に誰から受け取ったのかを書いておくと、後から確認しやすくなります。
退職してから受け取るものは、受け取れる時期も確認しておきましょう。
受け取ったものは、重要書類です。
紛失することがないよう、慎重に管理しておくようにしましょう。