退職を切り出すべき最初の相手は、直属の上司です。
まず話し合う日程の相談は、仕事中でもかまいません。
「今後について大切なご相談があります。ご都合のよい時間はありますでしょうか」
デリケートな内容ですから、できるだけ周りの人に聞かれないように、こっそり伝えます。
事情を詳しく話す必要があるため、まとまった時間が必要です。
さて、気をつけたいのは、話し合いをするタイミングです。
退職についての話し合いについては、仕事中を避けるのがマナーです。
仕事中は、給与が発生していますから、仕事に専念すべきです。
退職の話し合いは、業務外の内容になるため、勤務時間外が適切です。
一般的には、仕事が終わった後です。
話し合いは、2人の状態になるのが適切です。
周りに仕事仲間がいると、話を聞かれ、トラブルのもとになります。
別の部屋に移動して、2人になった状態で話し合うのがいいでしょう。
職場に人がいて話しにくい状況なら、職場の外でもかまいません。
話し合う場所は、一方的に決めるのではなく、上司と相談したうえで決めましょう。
「職場では話しにくい内容なので、できれば別の場所のほうが助かります」
こう言えば、上司も配慮してくれるでしょう。
ただし、上司から「仕事中に話し合いたい」という申し出があれば、その限りではありません。