執筆者:水口貴博

円満に退職する30の方法

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転職先を聞かれたときの答え方。

転職先を聞かれたときの答え方。 | 円満に退職する30の方法

退職を申し出るとき、すでに再就職が決まっていることもあるでしょう。

そこでよくあるのが、次に入社する企業名の質問です。

上司や同僚から「転職先はどこですか」と質問をされると、答えるべきか迷うところではないでしょうか。

こんなとき、どう答えるのがいいのでしょうか。

まず、答えるべきかどうかは自由です。

有名企業や大企業なら、周りの人から「すごい」「羨ましい」と言われるでしょう。

あくまで自己責任ですが、堂々と言うこともできます。

ただし、言うべきか迷っているなら、言わないのが賢明です。

まず言ったところで、何の役にも立ちません。

退職がスムーズになるわけでもなければ、転職に役立つわけでもありません。

そして、会社名を言うやいなや、何らかの悪口を聞かされるのが定番です。

上司は、あなたを引き止めるためのネタを探しています。

上司に転職先を言えば、引き止めるための説得材料として、転職先の悪い評判を言い始めるでしょう。

同僚の全員が、あなたを喜んで見送ってくれるとは限りません。

同僚たちの中には、辞めていくあなたを恨んだりねたんだりする人もいるかもしれません。

「嫌みの1つでも言っておかないと気が済まない」と思い、転職先の根拠のない悪口を言う可能性があります。

転職前に、転職先の悪口をさんざん聞かされるのは、気持ちのいいことではありません。

自分にとっても、本当に退職して正しいのだろうかと、気持ちが揺らぐ原因になるでしょう。

また考えたくないことですが、誰かが転職先の企業にアプローチをして、転職を邪魔する可能性もゼロではありません。

万が一のケースを考えるなら、当たり障りのない言い方がいいでしょう。

「私の問題ですので、企業名は控えさせてください」

「落ち着いたら、こちらからご連絡します」

オブラートに包んだ言い方をして、転職先を伝えるのは、極力控える言い方をするのが賢明です。

企業名を言うなら、退職後が適切です。

退職と転職がすべて終わってから言うぶんには、大きな問題にはならないでしょう。

円満に退職する方法(28)
  • 転職先を聞かれたとき、言うべきか迷っているなら、言わない。
退職にまつわるトラブルは、1人で抱え込まず、労働基準監督署に相談。

円満に退職する30の方法

  1. なぜ円満な退職を目指すのか。
  2. 退職を切り出す前に確認したいのは、退職する意志の強さ。
  3. 円満退職に必要なことは2つ。
    言い方と段取り。
  4. 退職するなら、お金の試算が重要。
  5. 無職の状態では、審査が必要な契約を結ぶのは難しい。
  6. 一般的な退職に適したタイミング。
  7. 退職は、時期やタイミングを見計らうのがマナー。
  8. 退職の相談は、いつまでにすればいいのか。
  9. 退職を切り出すのは、まず誰にすべきか。
  10. 退職について話し合う、適切なタイミング。
  11. 退職を断言した言い方は、マナー違反。
  12. 退職理由を濁したまま「辞めたい」と主張するだけでは、上司の了承を得るのは難しい。
  13. 強く引き止められたとき、どう対処するか。
  14. 退職日の一方的な言い方は、反感を買う。
  15. 退職願を提出する注意点。
  16. ボーナスをもらってから退職したければ、時期が重要。
  17. 退職が決まったとたん、急に仕事の対応が悪くなっていませんか。
  18. 退職が決まれば、引き継ぎ。
  19. 早く引き継ぐことより、確実に引き継ぐことが大切。
  20. 引き継ぎ資料も作っておくと安心。
  21. 退職を周りに告げる時期や方法は、どう判断するか。
  22. 退職するとき、会社に返却するもの。
  23. 退職するとき、会社から受け取るもの。
  24. 退職願が必要ない退職もある。
  25. 業務で知り得た機密情報は、退職後も口外は厳禁。
  26. 念のため、連絡先も伝えておく。
  27. 退職が決まれば、できるだけ新しい仕事は引き受けない。
  28. 転職先を聞かれたときの答え方。
  29. 退職にまつわるトラブルは、1人で抱え込まず、労働基準監督署に相談。
  30. 退職日には、お世話になった方々に挨拶回り。

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