転職活動での名刺交換には、注意が必要です。
転職したい企業と面接の際、面接官から、名刺をいただくことがあります。
いつもの流れなら、自分も名刺を差し出し、名刺交換となる場面。
しかし、転職活動での名刺交換は、少し特殊です。
転職活動では基本的に、自分の名刺を渡す必要はなく、名刺をいただくだけで十分です。
これから辞める会社の名刺を渡しても、意味がないからです。
名刺を渡したところで、しばらくすれば名刺の情報が変わるため、かえって相手を混乱させます。
この事情は先方も承知しているため、あなたの名刺を要求することはないはずです。
先方から「名刺をいただきたい」という要望があれば別ですが、自分から積極的に渡す必要はありません。
また、前職を完全に辞めた後なら、名刺を渡してはいけません。
仕事を辞めれば、名刺も会社に返却するのが一般的です。
前職の名刺を渡せば「なぜ、前職の名刺を持ったままなのだろうか」と、面接官に不要な心配をさせるでしょう。
したがって、転職活動では、基本的に名刺をいただくだけが一般的なのです。
ただし、例外もあります。
個人としての名刺を別に作っている場合なら、渡してもかまいません。