雑談に、テーマは不要です。
テーマを持って話をすると、討論になります。
テーマのある討論では、会話が堅くなってしまいがちです。
たとえば「核問題について」というテーマで討論をするとします。
テーマがあるから、会話の方向性が決まります。
何が正しくて、何が間違っているのかという、意見の対立になります。
また、テーマのある話は、その話題しか話せなくなります。
「核問題について」というテーマがあるとき、それ以外の話をするのは違反です。
テーマを持つから具体的に話ができる反面、会話の幅が狭くなるデメリットもあるのです。
雑談の素晴らしさは、テーマがないことです。
会話の流れや気分に応じて、好きに話せばいいのです。
テーマがないから、雑に話せます。
会話の幅に制限がありません。
どんな話でもよいという条件だからこそ、思いつくままの話を楽しめます。
テーマのない会話こそが盛り上がり、柔軟性のある会話になってくれるのです。