学校の問題には、最初から答えが準備されています。
わからない問題があっても、回答を見れば、すぐ答えがわかります。
しかし、自己分析の答えは、どこにも書かれていません。
自分の内側に存在します。
答えを自分で考え、見つける必要があるのです。
私たちは今まで、学校で一般教養の勉強はしましたが、自分についての勉強はしてきませんでした。
しかも、答えが出たとしても、学校の問題とは違い、はっきり回答が準備されているわけではありません。
答えが出た後も「これが本当に正しいのだろうか」と悩むことになるでしょう。
確信が持てなかったり、まだ先があるような気がしたりします。
だから、時間がかかる。
自己分析に、焦りは禁物です。
自己分析には、自分の過去を振り返る必要がありますが、過去といっても膨大です。
20年ほどある過去を1つ1つ思い出して、自分の特徴に気づいていきます。
それぞれの場面で、どんな気持ちで、自分はどう対応したのかなどを思い出して、自分の個性を把握していきます。
自己分析は、冷静になって考える必要がありますが、焦っていると、自分が冷静にできなくなります。
焦らず、しっかり時間をかけて見つけることが必要です。
時間がかかって当然。
むしろ、たっぷり時間をかけることが大切です。
幸い、自己分析の開始時期は、自由です。
大学1年から始めることも可能です。
大学のできるだけ早い段階から考え始め、時間をかけて、自分を研究しましょう。