何でもかんでも「Yes」と答えてしまう「Yesマン」という人がいます。
人から嫌われるのが怖いため、何でもかんでも「はい」と答えてしまう人が「Yesマン」です。
Aさん「これ、手伝ってもらえるかな」。
Bさん「はい」。
Aさん「明日も残業、お願いね」。
Bさん「はい」。
Aさん「じゃあ、ついでにこれもお願い」。
Bさん「はい」。
本人は人から嫌われたくないという一心で、何でも「はい」と答えています。
しかし、実はこのせいで本人は信用をなくしてしまっていることに気づいていません。
何でも「はい」と答えている人は、本心からの返事ではないからです。
本心からの返事ではなく、嫌なことでもいやいや引き受けていることで「No」と言える力がないと思われます。
その結果、信用をなくしてしまうのです。
「これだけはどうしても」というときには「No」とちゃんと言えるようになりましょう。
そうすれば「きちんと自分の意見を言える人だな」ということで、信用されるようになります。
信用のある友人との付き合いがしたければ、どれだけ「Yes」と言えるかではなく、どれだけ「No」と言えるかが大切なのです。
「Yes」と言うことでは、本当の信用は得られないのです。
嫌なことでも「Yes」と嘘をつく人と、嫌なことは嫌だと正直に「No」と言える人では、信用の度合いがまったく違うのです。