口の中が汚れるのは、食事だけとは限りません。
見落としがちなのは、飲み物です。
食後、口が寂しいので、飲み物へ手が伸びることがあります。
「食後だけど、何かを口にしていないと、落ち着かないなあ」
特にストレスが多いときは、心のわだかまりを紛らすため、無意識にそうした行為に出ることがあります。
ストレスが多いときほど、タバコを吸ったり飲み物を飲んだりなど、何かを口に入れたくなるのです。
水を飲んだりガムを噛んだりするならいいのですが、タバコやソフトドリンクには注意が必要です。
タバコなら、口からニコチンのにおいが漂いやすくなります。
タバコに含まれるニコチンやタールは、健康に害を及ぼします。
ソフトドリンクには、糖分がたっぷり含まれています。
食後にせっかく歯を磨いても、ソフトドリンクによって歯が汚れるのです。
ソフトドリンクに含まれた糖分がだ液と混ざると、歯垢が発生し、口臭の原因にもなるのです。
たとえば、コーラ1本には、30グラム以上もの砂糖が含まれています。
これは、人の片手1杯分の砂糖にあたります。
すごい量です。
仕事中にソフトドリンクを2本も3本も飲めば、普通に食事をするより多いカロリーを取ってしまいます。
もちろん大量の砂糖で、口の中はねばねばするでしょう。
飲み物は、頻繁に口にすればするほど、歯垢が発生しやすくなります。
口の中の環境が悪くなり、口臭が漂いやすくなるのです。
まったく飲まないのは難しいですが、飲む量を減らすことならできるのではないでしょうか。
口が寂しいときは飲み物より、ガムを噛みましょう。
顎を動かすことで、いらいらを吹き飛ばしましょう。
カロリー摂取を抑えられ、健康的です。
だ液の分泌が促され、口臭予防にも効果的なのです。
口が寂しくなったとき、何に手を差し出すか。
それが問題なのです。