早く老ける人は、いきなり食事を始めます。
食事が終わっても、無言です。
たとえ老化を防止する抗酸化物質をたくさん含んだ食事をしていても、それでは意味がないのです。
体としては健康的かもしれませんが、心が健康的ではありません。
食事をするときには、命に対する感謝が大切です。
「命をいただいている」
そういう実感が伴うとき、人は若返ります。
今日、食べた食事を思い出しましょう。
ご飯はお米からできていますし、パンは小麦からできていますし、ハンバーガーは肉からできています。
牛や植物などの食事を口にするときには、元の形から姿を変えているため、命を口にしている実感がありません。
ですが、元はといえば、命なのです。
肉にも、命が宿っています。
果物にも、命が宿っています。
料理を食べるとは、命をいただくことです。
食事をする前には「いただきます」といい、食事を終えれば「ごちそうさま」という習慣が大切です。
命をいただいていることに感謝する習慣です。
そういう気持ちを持っていると、老けません。
1分1秒を大切に生きようとする前向きな姿勢が感じられます。
「いただきます。ごちそうさま」がないから、感謝も感じられないのです。
できるかぎり、命をいただくイメージを浮かべ、基本を再認識しましょう。
「命をいただいている」という実感を持つことが大切です。
初めは気持ちがなくてもいいですから「いただきます。ごちそうさま」を言ってみましょう。
自分が生きているのは、ほかからの命をいただいているおかげです。
今日あなたが生きるために、命を落とした存在がいるのです。
命の連鎖です。
生き物や植物の命をいただくという感謝の気持ちがあれば、食事は、よりおいしく感じられます。
生きる気持ちが強くなり、心から若返るのです。